続・西岐波進学教室ブログ

西岐波中生徒限定の学習塾

やる気をおこすにはやるしかない。

nishikiwa-classroom.hatenablog.com

 

 

朝から暑い。

エアコンをフル稼働しても職場内の気温は28℃(-_-; 

この時間で28℃。15:00あたりには30℃近くになる。(-_-; (-_-; (-_-; 

 

 

こう暑くては仕事に取り掛かる気力がなくなってしまう。

かと言って、仕事をしないわけにもいかない。

なんとなくパソコンの電源を入れ、キーボードを打ち始める。夏休みの授業で使う教材を作るためだ。なんとなく、そしてダラダラ始めた教材作りだが、いつの間にか暑さを忘れるほど集中している。無理やりにでもテキストを開いたり、プリントを準備したり、授業研究に取り掛かると無意識のうちに没頭している。そうすると「あれ?いつの間にか集中している。」という自分に気づく。ここからはノンストップ。休憩なしで一気に仕上げる。

 

 

最初はあまりやる気のしなかった片付けや掃除が、気が付くとすっかり片付けに夢中になっている。だれでもこういった経験があるのではないだろうか。

 

嫌なことでも無理やり始めると知らず知らずのうちに夢中になってしまう。

つまり、やる気がなかったものがいつの間にかやる気になっている。

こういった現象を「作業興奮」と言うらしい。

 

勉強でも同じことが言える。

 

勉強をやる気になるまで待ってもいつになるのかわからない。「今はやる気がないから、やる気になるまで待とう。」なんて甘い考えは捨てなければならない。

 

「嫌だけどやるしかないか…」

これが絶好のチャンス。問題を解こうとしなくてもいいし、単語を暗記しようとしなくてもいい。ただ、テキストやノートをパラパラとめくるだけでもいい。塾から帰宅後、その日、自分の解いた問題を見るだけでもいい。そのうち、「嫌だ嫌だ」という気持ちが薄れていく瞬間が訪れる。それが「やる気」が目覚めた瞬間である。

 

大事なのはここでやめてはいけないということ。

この瞬間を逃してはいけないということ。

 

やる気が目覚めると、「めくるだけの勉強」、「テキストを眺めるだけの勉強」ではもったいない。「解く」、「覚える」という勉強を始めよう。

 

 

 

どの科目でもいい、宿題でも予習でもなんでもいい。とりあえず取り掛かれ。

やる気を起こすにはやるしかない。

音読をバカにすんなよ!

nishikiwa-classroom.hatenablog.com

 

 

以前から、塾通信やこのブログでも書いてきた「音読」。

たかが音読、されど音読。

 

音読を面倒くさがっている人、軽視している人ほど読めない。

 

「勉強が苦手」、「成績がなかなか伸びない」っていう生徒はぜひとも試してもらいたい。ワークなどの提出物を今から解くとする。まず、いきなり問題を解く前に教科書の該当ページを読んでみるといい。ここで重要なのは黙読ではなく、声に出して読むということ。

 

これがすんなりと読めない。

 

「問題が解けないこと」を悔やむ前に「教科書を読めないこと」を悔やむべき。

 

音読に慣れてない生徒は、最初はたどたどしく該当ページを読み終えるまでに時間がかかるだろう。でも、何度も繰り返して読んでいくうちに、スッと読み終えるときがくる。これが該当ページの内容がかなり頭に入った証拠。

 

この音読の重要性は、国語や英語などの語学だけではない。理科や社会など数学以外の4科目にはすべて共通。

 

 

ノートまとめなんて無駄な勉強をするより、5回同じ教科書の同じページを読んだほうが効果的。

 

 

「手」、「目」、「口(声)」、「耳」

これらを使って勉強すると忘れにくくなることも確か。実は耳の記憶は目の記憶より強固であり、目から入る情報が重要になるのはずっとあとのことで、耳からの情報のほうが長い間重要視されてきた。犬などの動物の聴覚が発達しているのはそのせいだそうだ。日本人も小学1年生のときにひらがなを勉強するよりも前(幼稚園児など)に、ある程度言葉を話せるようになっている。これは耳からの情報のほうが強いからではないだろうか。

 

大事なのは目で読むのではなく、声に出して読むということ。

一学期、なかなか成績が伸び悩んだ生徒はぜひともやってみるといい。

1学期期末テスト終了

1学期の期末テストが終了しました。

 

今年は中間テスト終了から期末テストまでの期間が短く、塾内の授業も駆け足で進めた6月でした。また、期末テストは音楽や保体などのテストも加わり、勉強する科目が増えました。塾内では、「勉強する科目は5科目のみ」と決めていますが、初めて期末テストを受ける中1生は大変だったでしょう。

 

そして、テスト週間に入る前に中3生の保護者面談が終了しましたが、今度は生徒面談!毎年、このテスト週間中に中3生の生徒面談を行っています。5月の進路説明会時に書いてもらった進路調査書を基に話を進めますが、「今、頑張っている点」と「これから頑張らないといけない点」など、生徒個人の意欲に結びつくように言葉選びには慎重になりました。まだ、志望校を決定するのは早いかもしれませんが、夏休みに行われるオープンスクール(体験入学)に参加して、じっくり自分の目で見てきてほしいと思います。

 

この生徒面談が奏功したのか(?!)

今回の期末テスト週間の勉強態度は中3生が光る!黙々とテストに向けて勉強しています。どの学年も決して悪くはないんです。でも中3生がいちばん良い!!

 

 

さて、今から夏休みの予定表作成に取りかかります。

この夏休みの予定表作成、かなり辛い仕事です…。一年の中でいちばん嫌な仕事です…。

夏休み期間中は現在の通塾日より来る日も授業時間も増えます。

「この生徒は○曜日に習い事やってたな。」

「この生徒は○曜日は仕事の都合で送迎ができなかったな。」

「この兄弟は塾に来る日を合わせると送迎が楽だろうな。」

など、いろんなことを考え、さらに講師の適性や配置も考えて予定表を作成していきます。

 

さらに、中3生は夏休み期間中に大事なオープンキャンパスがあります。オープンキャンパスにはぜひとも行ってもらいたいので、その日程とは重ならないような予定表を考えなければなりません。

 

 

頭が爆発しそうになります!

では、頑張ります!

 

【期末テスト週間の様子】












 

中2クラス欠員募集について

中2クラスに欠員が生じたため塾生を募集いたします。

 

対象学年は中2生(西岐波中学校)です。

※他の学年は満席となっているため、現在募集をしておりません。

 

お問い合わせはお電話、もしくはメールでお願いします。

メールでのお問い合わせは【こちら】からお問い合わせください。

進路指導の難しさ

先週、保護者面談が終了し、今日から1学期期末テスト対策。

同時に中3生の生徒面談が始まる。生徒にも塾内のデータを見せながら生徒自身の率直な気持ちを聞く。

 

 

塾の仕事を大きく2つに分けると、「授業」と「進路指導」だろう。

そして、この進路指導というのは授業よりもはるかに難しい。

 

 

進路指導というのは、ただ単純に、生徒の学力に合っている高校探しではなく、

①生徒本人が希望する将来に合う高校であること。

②学力的に3年間無理なくついていける高校であること。

③親身になって指導してくれる高校であること。

④高校卒業後に、「行ってよかった」と思える高校であること。

大きくこの4点だろうと思う。

 

ただし、塾に生徒の志望校を決定する権利がないことは十分に承知している。生徒本人と保護者との意見が一致し、志望校が決定したのであれば、全力で応援する。

 

塾が進路指導においてできることは、

「この職業に就きたいなら、こういう道もある。」や「こういうことがしたいならば、A高校だけでなく、B高校でもやれる。」など、生徒の適性や将来を熟考し、選択肢を与えることだけ。

 

また、その与えた選択肢の中から、無理やり選ぶ必要もない。

 

塾を卒業し、遊びに来た生徒から「高校が楽しくない」という言葉を聞くと、あれだけ受験勉強を頑張っていたのに…と悲しい気持ちになるし、最悪、高校を辞めないでほしい。

 

逆に、第一志望校は残念な結果となり、第二志望校に入学した生徒が、意気揚々と成績表を持って来て、「先生!クラスで3番だった!!」なんて言葉を聞くと、「この子はこれでよかったんだ」と思える瞬間がしばしばある。中学生のころとはまったく違う卒業生。表情がまったくあの頃と違う。当然、学校が楽しいと言う。

 

 

ただ、受験生やその保護者の方々に理解してもらいたいのは、「高校3年間、また高校卒業後を見据えた進路のアドバイスをするのが本来の進路指導である」ということ。

合格させればそれでお終いとは考えていない。

 

この塾を、

「〇〇高校〇〇名 合格!」

なんて広告に載せるために上位高のみを狙わせる塾や合格実数稼ぎをするような腐った塾にするつもりは毛頭ないよ。

第一回保護者面談

来週5/30(月)より中3生保護者面談期間(~6/8まで)に入ります。この期間中、保護者の方々には都合の良い日・時間帯に来ていただきます。(三者面談ではありません。保護者との二者面談です)

 

 

昨日、中3生に第二回進路説明会を実施しました。(第一回進路説明会は1月に終了)今回の説明会は黒板を使っての説明だったため、各教室で行いました。説明会終了後に、進路調査として志望校を書いてもらいました。この進路調査書を基に保護者面談を進めていきます。

 

 

保護者面談も授業と同様に、準備万端で臨みます!

生徒の通知表・成績カード・塾内模試の成績表等の個人データはもちろん、ここ近年ではパソコンを使って塾内(卒塾生)のデータはすべてお見せできるようにしています。

 

保護者面談では相手(保護者)の要望をしっかりヒアリングし、不安を払拭することが最も重要なことだと思いますが、

「どれぐらいの成績だったら推薦入試が受けられるのか」

「うちの子の成績で○○高校に合格できるのか」

などが保護者の一番気になるところではないかと思います。これをExcelでまとめた資料を見せることによってわかりやすく面談を進めています。

 

また、お忙しい時間を割いて来塾していただくので、満足度の高い、面談に参加してよかったと思われるような保護者面談を目指しています。そして、ご家庭での様子や家庭内での進路についての話を聞き取り、後日控えている生徒面談に活かしていきます。特に、初めて高校入試を経験する保護者の方々にとっては多くの不安があるかと思います。どうぞこの保護者面談時に疑問点やご不明な点を遠慮せずにお尋ねください。

 

 

 

面談期間を定めていますが、ご都合の悪い方は期間外でも構いません。ご連絡ください。

中1ショック ~後編~

中1ショックの後編です。

 

 

中1ショックに陥った子どもには叱咤激励ではなく、大人自身がゆったりと構えた声掛けが重要だと前回のブログで書きました。

 

もうひとつ大切なことは大人の「聴く力」です。「中1ショック」以外にも、学校でいじめられている、先生に叱られたなど、子どもたちの心が病んでいる時があります。例えば、「学校に行くのが嫌だ」と言われたら、相談された側にすれば「何かアドバイスをしてあげたい」と思ってしまい、「何を言っているの、頑張りなさい」「そのうち良くなるよ」と指示、助言などをしたくなります。しかし、子どもにすれば「説教された、気持ちは分かってもらえない」となります。子どもの心が疲れているときは、相談に乗ってもらいたい、アドバイスがほしいとは思っていません。ただ聴いてもらいたい、分かってもらいたいのです

 

子どもが困ったとき、アドバイ・助言しようとする大人は多いと思います。聞いてもらいたいだけなのに何か助言を求めていると勘違いしてしまうのです。しかもその助言が相手をとがめ、糾弾し、逃げ道を潰していることにもなりかねません。

 

親:「返事ばかりよくてもダメだ。いつでもオマエは先延ばしにしてしまうだろ?」

子:「わかった。やればいいんでしょ。」

親:「ほら、いつもそうやって口ばっかりじゃないか。」

子:「私を信用できないの?」

親:「信用してほしければ態度で示しなさい。」

 

こんな具合に助言しようとしていたつもりが相手を言いくるめ、本質的なマイナス思考になってしまうのです。

 

 

「とがめない、追い込まない、嘆かない」

 

 

動きのテンポは子ども自身にある程度任せておいて、「だけど、こうだろ?」と異論をわからせようとするのではなく、「それなのに、こうなんだな。」と子ども自身が感じている異論を聴いてあげる。自分の気持ちがわかってもらえると子どもたちは少しでも前向きな気持ちになれます。

 

受容、共感するのが難しければ、自分の意見を言うのはグッと我慢して「そうだね」とうなずくだけでも効果があります。

 

「どうした?」「なぜ?」と無理に話させようとするのではなく、「聴く」に徹底です。子どもたちの辛さに寄り添うと自分から話し出すかもしれません。誰にも相談できずに一人で悩んでいる子どもには詰問せずに「聴く」に徹底してください。

 

 

メジャーリーグイチロー選手は高校に入ってすぐ、「実は野球をやめようと思っている。」とお父さんに言ったことがあるそうです。弱音を吐いた本人に「どうした?何があったんだ?」と言いたくなります。しかし、彼のお父さんは熱心に励ますタイプではなかったのでしょう、むしろ「野球ばかりやってきたからな。オマエがやめようと思っているのはよほどのことなんだろう。」と本人の気持ちを受容してそれ以上は言わなかったそうです。

 

 

「単に怠けている」と「中1ショック」の見極めは難しいかもしれませんが、心が疲れている子にはゆっくりさせて下さい。