続・西岐波進学教室ブログ

西岐波中生徒限定の学習塾

卒業おめでとう

おはようございます。

一昨日の公立高校一般入試が終わり、やっと休めるかと思いきや、まだまだやることは山積み。春期講習が終わるまではゆっくりできそうにありません。

 

 

今日は中学校の卒業式です。

いつものことですが、受験前は教えたいことが山ほどあり授業に専念するため、中3生にはなむけの言葉なんて贈る余裕がありません。

ブログで代弁を。

 

 

今年の中3生は、進路先に悩んだ生徒が多かった。15歳という年齢は受験を経験し初めての分岐点にさしかかるが、冬を迎えてもなかなか志望校が決まらないという生徒が多かった。2月になって土壇場で志望校を変更した生徒もいた。こちらも生徒面談を繰り返し、いろいろと助言をしてきたが、生徒の志望校を決定する権利は持っていない。最終的には自分の道は自分で決めなければならない。

 

今年、自分の将来を強く意識し、初めての分岐点に立たされた。どの道を選択するのか決断を下すことを要求された。そして、これからも多くの分岐点に立たされる。しかし、だれもが経験するだろうがこの分岐点に立ってみると、なかなか決断を下せない。「やるか」「やらないか」を真剣に悩めば悩むほど、その決断は「やらない」に傾いてしまう。失敗を回避しようとする心理が大きく働き、否定的な材料が多く生まれるからだ。

 

人間は、外からいくら「やる気を出せ」と言われてもやる気が出るものではない。「やる気」というものは、他から強制されればされるほど失われていく。やる気のない人間は失敗回避型傾向が強いといわれる。行動を起こす前に「失敗したらどうしよう」というマイナス要因ばかりが気になり、なかなか行動に移せないことをいう。

 

もちろん、「やる」方を選んで失敗することもある。しかし、それは必ず後々役に立つ。「やってしまった」理由は反省材料として後で生きてくる。「なぜやってしまったのか」という失敗の言い訳はマイナスではない。「なぜやらなかったのか」よりもはるかに意味があり、「なぜやらなかったのか」の言い訳は後ろ向きな弁明にしかならない。

 

「前に進むのか(前進)」「後ろに退くのか(後退)」

 

人は後悔する。幾度となく後悔を経験する。前進した結果、後悔した場合はいつかそれが「良い経験」となる。しかし、後退して後悔した場合は、何十年経っても「後悔」のままだ。

 

前進しようとするなら、足を一歩でも先に踏み出す勇気が必要。その小さな勇気の連続が自分を良い道へと進めてくれると確信している。

 

 

 

授業やってて楽しかった。

できるなら、もう一度授業がしたい。

 

 

 

みんな、卒業おめでとう!

そして、塾に来てくれてありがとう!