続・西岐波進学教室ブログ

西岐波中生徒限定の学習塾

校内推薦の結果

先週、校内推薦の結果が発表された。

 

校内推薦とは、推薦入試を希望している生徒は、事前に配付された「推薦願」に志望理由を書き、期日までに提出する。そして、その中身の文章を吟味される。また、各高校から提示されている推薦条件や各中学校に設けられている推薦基準に基づき、学校生活の態度(授業中の様子や遅刻、提出物など)などを総合的に人物評価し、推薦に値する人物かどうかが審議されること。

 

その校内推薦の結果は夕方から夜にかけて学校から各家庭にかかってくる電話で知らされる。さぞかし、保護者の方も緊張されただろう。

今年、当塾から推薦入試を希望した生徒は12名。そして、推薦入試が承認された生徒は12名。つまり、希望した全員が推薦をもらえた。

昨今の推薦入試に対する厳しさから今年も半分程度だろうと予想していたが、全員が承認されるとは思わなかった。

 

ここで困るのが、「学校推薦の承認=合格」と勘違いする生徒もいる。

気を緩めてもらっては困る。

 

「校内推薦が通ったからといって、もうすでに合格した気になっている生徒、推薦入試のことだけを考え一般入試の勉強を怠る生徒、その甘い考えはオレがぶっ潰します!推薦入試に受かったわけではない。ただ、その高校を受験する機会が1回増えたというだけだ。まさか、『推薦入試が5科目の試験が無くてラッキー♪』『試験勉強は後回しにして、作文の練習しようかな。』なんて思ってないよな。自分自身で不合格になったことを想定しなさい。そのために何ができるのか?何をしなければならないのか?それは5科目の勉強をするしかない。授業中に緩んだ態度を見せるなら教室から出て行け。」

と先日、推薦入試を希望している生徒たちにこのようなきつい口調で話をした。

全員真剣な面持ちで聞いてくれた。これぐらいがちょうどいいと思う。生徒たちが真剣に頑張ってくれるなら、今までに見たことのない努力の証が見られるなら、どんなに嫌われても構わない。

 

推薦入試を希望した生徒からは、「先生!推薦もらいました!」「校内推薦が通りました!」などの報告を受けた。当然、「おめでとう」という言葉は早すぎるわけで…、とりあえず良かったな。(「とりあえず」・・・だ)

 

だれ一人、笑顔で報告する生徒はいなかった。これには安心した。合格が決まったわけではないから。

そして、報告を受け、こちらからの返答は、「ふ~ん、わかった。」ぐらいの簡単な返答。その返答に笑顔はない。合格が決まったわけではないから。

 

推薦入試がダメだったら一般入試で再チャレンジすればいいだけの話。不合格だったことを想定し、一般入試の準備をしなさい。オレは推薦入試の不合格を十分に想定し、どう一般入試を受けさせるかを考えている。

 

それがオレの仕事だ。

準備を怠る者は、失敗を準備しているのと同じ。

 

毎年、推薦入試に関する指導は自分一人で担当している。

推薦入試向けの作文対策や面接練習などに全力を尽くすことは約束する。また、特別な費用はまったくいただいていない。推薦・一般入試のどちらにせよ、日々努力を惜しんでいない生徒を心から頑張ってほしいと思うし、心底応援しようと思う。

 

そして、これからもこれが西岐波進学教室のスタンスであることは変わらない。