おはようございます。
先月末から始まった中3対象の保護者面談も終わりました。
先月末はこの保護者面談、11月から新設した中1クラスの入塾希望者に対する塾案内、そして新人講師の研修。
このたび、11月から新人講師(3名)を採用しました!
この3名に対して、保護者面談や新設クラスの塾案内を優先しながらも空いた時間を使って研修を行っていました。この研修の主な内容は模擬授業です。
模擬授業とは目の前に生徒がいるという想定で実際に授業をしてもらいます。今回の模擬授業では後ろに座っているのは一人の講師。その講師がいろんな事柄をチェックしていき、ある程度時間が経ってからダメ出しの嵐(笑)。そして、そのチェックする講師はだれか?
オレだ!笑
他の講師が言うには、この模擬授業が一番緊張するらしい(笑)
こちらはダメ出しの準備万端ですから(笑)
第一回目の模擬授業では声の出し方や話すスピードを重点的にチェックします。
①大きくはっきりと聞き取りやすい声であること。
②話すスピードは早口にならず、テンポよい話し方であること。
大きくはこの2点でしょう。ありがちなダメ出しは、「自分(講師用)のテキストばかりを見て(下を向いて)話している。」や「黒板ばかりを見て話している。」です。つまり、生徒の方を見て話せない。やはり、未経験者としてはこれが鬼門でしょうね。授業は、生徒のひとりひとりの顔色を見ながら、その後の展開を考えていくんです。わからなかったら積極的に質問してくれる生徒ばかりではありません。曇った表情をしている生徒がいれば、もう一度ゆっくりと解説しなければいけません。これがきちんと生徒の方を見ながら話せるようになれば、黒板を使いながら解説していくというスキルを身につけてもらいます。この授業研修をするたびに改めて難易度が高いなあと思います。
二回目以降は黒板の使い方や授業の進め方等総合的にチェックします。黒板の使い方では「ここはまだ黒板に書いた解説を消さずに残しておいたほうがいい。」、「ここは黄や赤のチョークを使って解説したほうがわかりやすい。」など。
この研修時に新人講師に話すことですが、「講師は役者です。黒板は舞台です。自分の舞台は自分で華やかにしてください。白いチョークだけでは観客(生徒)を惹きつけることはできません。赤や黄のチョーク、文字だけでなく線を引いたり、印で文字を囲ったりして自分だけでなく、観客を惹きつける舞台を作ってください。」
集団授業では授業時の話術だけでなく、黒板の使い方も重要です。これも難易度が高いです。
「模擬授業→お手本授業→お手本授業を見てもう一度模擬授業」を6~7回ほど繰り返し、やっと授業デビューです。
しかし、模擬授業ではどんなに上手くいっても、本番の授業では想定外のことが起きるもんです。そのときの対応力はその場を経験しないと身につきません。
みなさん、この3名の新人講師をよろしくお願いします!