6/16(火)から始まった1学期期末テスト対策が終了しました。
今年から中間テストが廃止され、1学期の定期考査は期末テストのみとなりました(中2・中3は習熟度テストが5月に実施)。その分、当然のことながらテスト範囲は広くなり、提出物の量も例年に比べて増えました。特に初めてのテストを受ける中1生は大変だったのではないでしょうか。
塾内ではこれらの不安材料を軽減するために、「塾からの宿題は提出物のワークから」や今までの理解度を確認するために5月末に「塾内1学期中間テストを実施」などをしてきました。
最近、全国的に「1学期の中間テストをなくす学校」が増えてきています。 山口県内でも、学校ごとに見直しが進んでおり、「期末テストだけになるとどうなるの?」と気になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
メリット:日常学習がしやすくなる一方で、学校の負担も軽減
① 日々の学習習慣がつきやすくなる
中間テストがなくなると、学校は小テストや単元テストを細かく実施する傾向があります。そのため、「テスト前だけ頑張る」から「毎日コツコツ」へと学習スタイルが変わりやすくなります。
② 行事の多い1学期の負担が軽くなる
1学期は授業時数が少ないうえに行事も多く、中間テストの範囲を確保するのが難しい学校もあります。テストが1回になることで、授業の流れがスムーズになります。
③ 授業の理解に集中しやすい
「テストのための授業」ではなく、理解を深める授業に時間を使えるようになるという声もあります。
④ 教員の負担が減り、生徒への個別支援が増える
テスト作成・採点は大きな負担。 その時間を、「授業準備」、「個別フォロー」、「生徒の理解度チェックに回せるようになる」のは大きなメリットです。
デメリット:期末テストの負担増と“自己管理力”の差が出やすい
① 期末テストの負担が一気に重くなる
中間がない分、期末テストの範囲が広くなるのは避けられません。特に9教科が一度に来るため、計画的に進めないと大変です。
② 自分で学習ペースを作れない生徒は成績が不安定に
単元テスト中心になると、「自分で計画を立てられる生徒」と「そうでない生徒」で差が出やすくなります。
③ 中1にとっては“テスト勉強の練習機会”が減る
中間テストは、「計画の立て方」、「テスト勉強の仕方を学ぶ大事な機会」でもあります。これがなくなると、期末でいきなり9教科に挑むことになります。
④ 単元テストの実施状況が見えにくい
単元テストはクラスごとに実施日が違うため、「今どの教科がどこまで進んでいるのか」が保護者には見えにくいです。
⑤ 学年全体での学力が把握しづらい
単元テストは範囲が狭く、実施時期もバラバラ。そのため、学年全体での位置づけが分かりにくいという課題があります。
まとめ:良い悪いではなく“運用次第”で大きく変わる
中間テスト廃止は、「日常学習の定着」という大きなメリットがある一方で、「自己管理が苦手な生徒には厳しい」という側面もあります。
保護者の方々へ
宇部市は学校ごとの判断が大きく、「中間テスト廃止=必ずしも負担増」ではありません。ただし、家庭での声かけや学習ペースづくりのサポートが、これまで以上に重要になります。