魚心あれば水心
(「相手が好意をもって応対するならば、こちらもそのように応対する用意がある」ということ)
先日、HPよりメールで問い合わせがあった。
問い合わせの内容は、「現在、新中3生で西岐波中ではないが、入塾できないか。」という主旨だったが、当塾は西岐波中の生徒しかお預かりしない西岐波中専用塾なので、残念ながらお断りすることになった。
また、電話でも問い合わせがあった。
その方は西岐波中の新2年生。現在、新2年生は満席のため塾生募集は中断しているので、この方もお断りすることになった。
特筆すべきは、どちらの保護者の方も非常に丁寧な対応をされる方だったということ。
ふつうにお断りするだけなら返信一通や電話だったら1分もかからずに済むのだが、「塾探しのポイント」や「お勧めできない塾はどんな塾なのか」、また新中3生だったので「入塾はできないが進路のアドバイス等、保護者面談ならさせていただく」等、数回のメールでのやり取りが続いた。
このやり取りにとても感謝された。
こちらとしては、せっかくお問い合わせをいただいたにも関わらず、お断りをしないといけないので申し訳ない気持ちだったが、逆に感謝されるとメールでお伝えしてよかったと思うし、会ったこともない話したこともない生徒だが、志望校に向けてがんばってほしいと思った。
入塾しないとわかっている方に「塾探しのポイント」などをアドバイスしたが、裏に隠されているモノなんて何もない。本当に「問い合わせをいただいているのに申し訳ない、何か一つでもお土産を」って感覚。
塾はモノを売っているわけではない。人と人とのつながりなんだなと改めて思い知った今日この頃。