続・西岐波進学教室ブログ

西岐波中生徒限定の学習塾

オンとオフ

日本人は勤勉であることが美徳だと考える傾向が強い。しかし、これは過去の考え方であって、今の時代には当てはまらないように思う。

 

松下幸之助週休2日制を導入し、当時、高度経済成長期でもあり、休むのは悪だと考えがあった時代に思い切った改革をしたと思われる。実際に、週休2日制が導入された当初、土曜日でも会社の近くをウロウロしていたサラリーマンがいたそうだ。

 

こういった過去の固定観念にとらわれていると、自宅に居ても落ち着かず、罪の意識を感じてしまう。また、休日遊んでいる間に自分の仕事の能力が低下すると勘違いしてしまう人もいただろう。しかし、実際にはそんなことはまったくない。むしろ、休日が充実すると、仕事も頑張れることだってある。

 

ただし、休日は仕事のことを考えず、仕事中は遊びのことを考えない。

つまり、オンとオフをしっかり使い分けることが重要。

 

若かりし頃、福岡の大手塾でサラリーマン講師をやっていたとき、休日の日中遊びに出かけ、夜は職場で次の日の準備をしたり、資料を整理したりすることがあった。

オンとオフが使い分けられていなかった時代llllll(-ω-;)llllll

 

 

 

仕事のことはまったく考えなかったのんびりしたGWが終了しました。

今日から1学期中間テスト対策!

 

生徒のみんなも気持ちを切り替えて頑張れよ!

当たり前のこと

春期講習が終わり、4/8の入学式・始業式に合わせて、塾内の通常授業も開講されました。

 

生徒たちのテンションは春期講習と変わらず、真面目に授業に臨んでいます。

 

 

今から1年間勉強していく塾生たちに忘れないでほしいことが一つあります。

それは、「当たり前のことを当たり前と思わずに大切にする」ということです。

 

「朝起きたら朝食を準備してくれる。」「汚れた服は洗濯され自分のタンスの中に入っている。」「自転車がパンクしたら修理代を出してくれる。」「塾に行きたいと言えば、行かせてもらえる。」

 

これは当たり前のことか?

 

いえ、環境に恵まれているだけです。

当たり前のことを当たり前だとバカにする人は成功しません。

 

当たり前のことを当たり前ではないと気付くことは意外と難しいことで、見落としやすいことなんです。当たり前のことを嫌い、突飛なことを言ったり、考えたりすることは一見かっこいいことのように思えるけれど、決して本質ではありません。

 

当たり前の大切さがわかれば確実に成功に近づいています。

 

学校や塾でも「遅刻をしない、忘れ物をしない」、授業中ならば「計算ミスがないように見直す」など、聞き飽きるほどの当たり前の言葉には派手さがありません。その裏側に隠されている奥行きを感じ取れれば洞察力がつきます。

 

「当たり前のこと」=「何度も言われていること」なんです。

 

「また、同じことを言ってる、学校でも家でもそんなことは何度も聞いた」なんて思ってる人はただ退屈なだけでしょう。しかし、自分の経験と照らし合わせてその言葉に今までにない価値を見出せた人は大きく成長したという証明です。

授業前の新中1生

新中1生の授業の体験学習を含め5回目の授業が終わりました。

英語の先取学習を進めていますが、「アルファベット」、「単語の書き方」、「英文の書き方」、「be動詞の文」が終わり、昨日は教科書のUnit1に入りました。

 

授業態度は良好!

こちらから「線を引きなさい」「メモを取りなさい」等の指示を出す前に全員が自主的に大事なところに線を引き、板書したものをプリントに書き込んでいます。

 

 

さらに特筆すべきは授業前の様子です。

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これは授業が始まる3分ほど前の様子です。

授業中ではありません。授業前です。

早い生徒で15分程前に塾に来ますが、5分前には全員が揃います。

話し声はほとんど聞こえず、何をしているかというと、全員単語の練習!

2週間前に40語の単語を覚えてくるよう宿題を出しています。来週がその単語テストです。

 

今年の新中1生は全員西岐波小出身ですが、授業前でも話し声はほとんど聞こえず、黙々とノートに単語を書いて練習していました。

授業前ですからおしゃべりしてもいいんです。話し声や笑い声が聞こえてくるのは当然なんです。しかし、このクラスは違いました。

授業が始まる前に助走をつけているような感じです。これにより、授業中もよく集中しています。

 

 

全学年、来週から春期講習(1学期の先取学習)が始まります。

みんな、頑張れよ!

2022 入試完結

今日、3/16は公立高校一般入試の合格発表。

これで、今年度の高校入試はすべて完結となった。

先ほど、受験者全員が合否の報告に来てくれた。

 

 

 

結果は全員合格!

 

 

 

塾のおかげではありません。自分ががんばった証なんです。

自分をしっかり褒めてあげよう。そして、受験に向けてがんばった自分を忘れないように!

それが、これから起こるだろう困難に対しての盾となるはずだから。

 

 

「乗り越えた壁はいつか自分を守る盾となる」

 

 

高校でも頑張れよ!

 

追記:合否の報告とともに保護者の方が続々と挨拶に来られました。わざわざご丁寧にありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。

2022 卒業おめでとう

入試が終わってもバタバタと慌ただしい日が続いています。

一昨日の入試が終わり、気が抜けたのでしょうか、一気に疲れが出てきましたが新年度の準備に少しずつ取りかかっています。

 

今日は公立中学校の卒業式。

「卒塾式」なんてものはなく、いつも授業で終わる。教えたいことが山ほどあるからだ。そして、今年もこのブログで卒業生たちにメッセージを残そうと思う。

 

 

If winter comes, can spring be far behind.

「冬来たりなば、春遠からじ」

 

イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節である。寒く厳しい冬が来たけれど、暖かい春がもうじきやってくるという意味。つまり、今は厳しく苦しい状況だが、諦めずに努力を続けていれば幸福はもうすぐということ。

 

この言葉の裏に隠されているものは、「苦しい状況時に努力を続けてこなかった者には成功は訪れず、努力していた者だけに成功を勝ち取る権利がある」ということではないだろうか。しかし、成功に近づけば近づくほど、苦しさも増してくる。困難が勝手に去って行くことはない。自分が困難から逃げているだけだ。その成功に対する執着心や忍耐力がなければいつまで経っても厳しい冬のままである。

 

成功は約束されるものではない。成功は偶然に訪れる。どんなに努力しても失敗することがある。しかし、成功している人は必ず努力している。努力している人だけが成功するチャンスを持っている。

 

成功は偶然だが、失敗は必然であり、失敗するのは理由がある。その失敗理由を自分なりに解釈し、自己分析できた人は次に成功するチャンスが待っている。

 

 

以前、中3生たちにこんな話をしたことがある。

一番いいのは、頑張って勝つこと。
次にいいのは、頑張って負けること。
その次にいいのは、頑張らないで負けること。
一番悪いのは、頑張らないで勝つこと。

 

まだまだ15歳。

これから冬と春は交互に、そして幾度となく訪れる。

 

自分に負けないようにどんなに厳しい冬でも乗り越えてほしい。

 

 

一般的にこの業界では3か月に1人は退塾者が出ると言われるが、今年の中3生は、退塾者は皆無。だれも塾を辞めなかった。こんな小さな塾にしっかりついてきてくれた。

 

 

 

みんな、卒業おめでとう。

そして、塾に来てくれてありがとう。

入試直前 最後の言葉

いよいよ明日は公立高校一般入試。

 

今日、明日の入試を控えている中3生に、学校から直接塾に寄ってもらった。そして、受験校に面接がある生徒は、塾で面接の練習をして先ほど帰宅させた。

 

明日の入試を控えている生徒たちを集めてこんな話をした。

 

「明日は、自分の力を試す大きな挑戦となる日です。遊びに行きたい日を我慢したときもあっただろうし、私立高校第一志望や推薦入試で早く決まった友達をうらやましいと思うこともあっただろう。また、逃げ出したい日もあっただろう。

 

よく頑張った!

 

成功は必ずしも約束されるわけではない。しかし、成長は必ず約束される。

みんな、この高校入試を通じて成長した。

 

今まで頑張ってきた受験に対する努力は、合格と不合格に二分されるわけではない。今まで頑張ってきた努力は無駄にはならない。なにも受験勉強というのは学力をつけるためだけにあるのではない。散々怒られたこと、努力しても結果が出なかったこと、我慢や忍耐などの辛い経験は受験に活かされるのではなく、今後の人生に活かされる。

 

高校入試は人生に一度の大イベント。

自分自身と戦う最大のイベント。

自分自身を試すいい機会だ。

 

決戦は明日。

奇跡は起きない。奇跡を信じるな。

今まで努力してきた自分自身を信じろ。

 

 

頑張れという言葉はもう聞き飽きたかもしれないが、あえて言う。

 

頑張れ。」

 

 

入試に「絶対」はない。

油断するな。

最後まであきらめるな。

奇跡に期待なんかするな。

頼れるのは今まで努力をしてきた自分のみ。

自信をもって臨め。

 

健闘を祈る!

中3最終授業

おはようございます。

今日は朝から中3生の入試対策。

その入試対策も今日で最後(明日は面接対策なので授業自体は今日までです)。

 

先月末から始まり、休みなく連日続いたこの公立一般入試対策。

よくがんばった!

 

また、私立高校を第一志望としており、1月中旬には入学先が決定した(入試が終わった)が、公立高校を受験しないにも関わらず、この公立一般入試対策を受講した生徒もいた。入学後の学力を維持するために3月まで塾に来て勉強したいという申し出があったからだ。驚くことに、この生徒の勉強に対する取り組みや姿勢が受験前と変わらない。合格したから、入学する高校が決まったから、といって遅刻したり、授業中の姿勢が乱れたりすることが一切なかった。公立一般入試を受験する生徒とモチベーションが変わらない。

このモチベーションには頭が下がる。

 

しかし、これは今年の生徒に限ったことではない。

今までの多くの受験生が、合格しても塾を辞めずに勉強しに来ていた。そして、普段と変わらない授業態度。

 

自画自賛になってしまうが、これは西岐波進学教室の自慢できるところだと思う。

 

 

 

長い間休みがとれないが、あの子たちの真剣な顔つきを見ると、疲れが飛ぶ。

1時間半後に授業が始まる。最後の授業、気合を入れて授業をしよう。