続・西岐波進学教室ブログ

西岐波中生徒限定の学習塾

塾のチラシを見て思う

(塾を探している保護者の方々の参考になればと思います。)

 

先日、息子が塾のチラシを持って帰ってきた。夕方、下校時刻に合わせて校門配付をしていたそうだ。

 

お疲れ様です!

 

クリアファイルにチラシやら消しゴムが入っている。ファイルだけでなく消しゴムまでもらえるのか。

 

お疲れ様です!

 

中に入っていたチラシを見てみると、表面には「定期テスト対策実施中」と派手に書いてある。裏面にはなぜか高校の偏差値表が載っている。塾生募集のチラシに偏差値表って必要なのか?と思ったけど。しかもこのチラシをもらってきたうちの息子はまだ小5だけどな。

 

お疲れ様です!

 

さて、このチラシを見て特筆すべきことが2つある。

1つ目は、お試し授業の授業料が、

▢▢分×▢回 ▢▢円

と大きく安価で見せているがこれはあくまでお試しの授業料。

正規の授業料(月謝価格)がどこにも書かれていない。正規の授業料をチラシやHPに載せないのは載せられない理由があるからだろう。また、チラシやHPで授業料を明確に公表していても授業料以外の設備費、施設費や教材費など他にかかる費用を公表していない塾が多数。

いざその塾に興味をもって話を聞きに行ってみると、「授業料以外に設備費が○○円で、教材費が○○円、テスト代が○○円発生し、合計で○○円です。」と言われ、えっ!と驚くことになる。

 

塾にかかる費用を公表していないのは公表できないだけの理由がある。

 

2つ目は、このチラシの中に「友達紹介カード」というものが入っていた。それはもう厚めの紙で作られた立派なカード。裏面はその塾に通っている紹介してくれた子どもの名前を書くようになっている。友達を紹介したら何かご褒美がもらえるのかな。

 

お疲れ様です!

 

子どもに塾生を勧誘させようとする塾なんてまともじゃないよ。

 

ファイル、消しゴム、チラシ、紹介カード、校門配付時の人件費…。何にお金をかけてるんだろうな。また、CMでも出せば莫大な広告料がかかる。これらの広告宣伝費は当然、授業料や設備費から捻出される。

 

そもそも、校門配付をする塾なんてたいした塾じゃない。知り合いの塾にも評判の良い塾があるが、広告宣伝費に一切お金をかけていない。広告を作る・配付する時間があるなら教材を研究し、テスト対策プリント(授業で使用するプリント)を作り、授業準備を怠っていない。口コミだけで塾生を集めている

 

テスト週間が近づくと「無料でどなたでもテスト対策授業に参加できます!」なんていう塾が大嫌い。塾生以外のためのテスト対策なの?在籍している塾生は?あなたの本来の仕事は何なの?在籍している塾生の成績を伸ばすことじゃないの?

 

もっと本来の仕事を頑張ろうね。